Ⅰ
(A)
科学者は、時折、そのような創造力がいかにして生まれるか、それにより何が達成されるのか、そして、他のどこにひらめきを求めるべきかを研究したがる。多くの芸術家が、科学的分析に神経質になっている。彼らは、自分の作品および、作品が私たちに与える影響の心理的根源が明らかにされると、芸術が力を失い、自分の名声が落ちるのではないかと心配し、科学的成功の成功を恐れている。
(B)
例えば、手は、土を掻き、食べられる植物の根を掘り出すことができるが、掘るための棒や貝殻を使えば、より簡単に、指や爪の損傷を減らし、持続可能なやり方で、その仕事を行うことができる。
Ⅱ
設問(1)
それは、集団が個々の才能ある人々の単なる集合体ではないからだ。そうではなく、集団は、才能ある人々が自分自身を超え、誰も可能だと思わなかった大きなものを生み出す機会なのだ。適切な組み合わせの人々が集まり、適切に協業すれば、起こることがしばしば魔法のように感じられる。
設問(2)
単独の著者の科学論文より共著の科学論文の方が引用回数が多いという傾向は、引用回数が少なくとも千回を超える「ホームラン論文」ではより一層顕著である。こうした論文が、科学者のチームから生まれる確率は、単独の科学者から生まれる確率の6倍以上になっている。
設問(3)
ブロードウェイ・ミュージックの芸術様式が、集団の創造力のモデルになると考えたから。
設問(4)
ミュージカル制作に関わっている人の親密度を反映した指標。(28字)
設問(5)
アーティストが親密すぎたため、全員が同じように考えてしまい、演劇上の革新を生み出せなかったから。
設問(6)
構成員の親密度が中程度のチームから生まれた。構成員が効率的に交流できる一方、新しいアイディアを取り入れることもできるから。
設問(7)
1957年、その演劇は、社会的問題に取り組む意欲と長いダンスシーンのため、ブロードウェイの慣例から根本的に外れたものだと見なされた。ウエストサイドストーリーの協力者のうちの数人は過去に協業したことがあり、すでにブロードウェイの伝説的人物であったため、一見、ウエストサイドストーリーはQ値が高い演劇のように見えるかもしれない。
Ⅲ
If we have knowledge, we can make a right judgement easily. When I was a child, I thought that ghosts and devils appeared at night and I was really scared of them. However, now, I know that ghosts and devils don’t exist in the world and I’m not scared of anything at night. Having proper knowledge enables us to judge something appropriately and to explain some supernatural phenomena in a scientific way.(72語)
Ⅳ
(1)
Art isn’t entirely necessary but there are people who say that they are impressed by art works. Thanks to them, we can continue to work.
(2)
Some people may feel refreshed and somewhat lively whenever they see a line I drew in my picture.
(3)
I hope there are some people who learn something or find a clue to think differently by seeing my works. If someone is moved by my works even a little, I feel rewarded.
Ⅴ
(1)
乳児に言語能力がないこと。
(2)
生後3か月のときに注射を打って頭痛がした記憶が、病院の匂いとともに思い出されたから。
(3)
・脳の多くの領域、特に大脳皮質が発達すること。
・より強い自我の意識が発達すること。
・話すことができるようになること。
(4)
経験について言語を使って話すことができるようになる。これが繰り返されることで、記憶がより強固なものになる。
(5)
日常的な出来事よりも特別な経験の方が記憶に残る傾向にあること。
【講評】(難易度は平年の阪大外国語学部対比)
Ⅰは標準的な英文和訳問題。
Ⅱは標準的な長文読解問題
Ⅲは標準的な自由英作文。
Ⅳはやや難の和文英訳。
元の日本語を直訳するのは難しく、何を言おうとしているのかを考える必要がある。
Ⅴは標準的なリスニング。
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