2022年度京都大学英語解答速報・講評

【解答例】

(1)
土地の大半を直接的あるいは間接的に変質させたり、世界の主要河川にダムを建設し河川の流れを変えたり、肥料工場や作物により地上の生態系を合わせたよりも多くの窒素を固定したり、飛行機、車、発電所から火山の100倍の二酸化炭素を排出したりするなどして大きな影響を地球に与えることにより、人間が、種の絶滅や創生に多大な影響を与える新たな地質学的時代。
(2)
「地球変動」という穏やかなラベルが貼られているものの進行が非常に速いために、地球の歴史上これに匹敵する事例はほんの一握りしかなく、直近のものは6600万年前の恐竜時代を終わらせた小惑星の衝突である。
(3)
支配の問題に答えがあるとすれば、それはさらなる抑制だろう。今まさに対処すべき対象は、人間とは別に存在している、あるいは、存在すると想像されている自然ではない。そうではなく、新たな努力は、惑星のつくり直しに始まり、めぐりめぐってその努力自身に戻っていく。すなわち、自然の支配ではなく、自然の支配の「抑制」だ。


(1)
この不安定さは、主要なテクノロジー企業、とりわけ、ソーシャルメディア世界の企業によって提供されるオンラインサービスを広く採用することによって増大してきた。こうした企業にとっては、知の保存は、純粋な商業的な判断にすぎない。
(2)
私たちは情報におぼれているが、知識は欠乏している。
コンピュータとインターネットを使えば大量のデジタル情報にアクセスできるが、理解するには情報量が多すぎるため、効果的に情報を検索するのが難しいこと。
(3)
私たちが日常のインターネット上のやり取りで生み出す知識は私たちのほとんどにとって目に見えないものであるが、商業的・政治的な利益のために、社会の利益に反して操作され、使われる可能性があるという問題もある。そのような情報を破棄させれば、プライバシー侵害を心配する多くの人にとって短期的に望ましい結果になるかもしれないが、これは最終的には社会にとっては損失になるかもしれない。


One of the many pleasures of traveling is looking at the scenery through a train window. Beautiful scenery is solely pleasing to my eyes, but the common scenery of the countryside or towns is also enjoyable. I may not again meet the people I can see from a window, but each of them leads their own lives with their own joys and sorrows. When I think in this way, I feel that my worries are not so serious and feel slightly relieved.


Some people conduct research just for fun. However, I want to contribute to the society through my research. First, I want to contribute to the society through international politics. Unfortunately, Russia invaded Ukraine yesterday. I want to address this kind of international issue and make a peaceful and stable world. Second, I should contribute to the society through my research instead of my friends who gave up entering universities. Unfortunately, some of my friends gave up their dreams due to financial reasons. Considering my friends’ situation, I feel I have a responsibility to contribute to the society in some way. (100語)

【講評】(難易度は平年の京大対比)
Ⅰは標準的な長文読解問題。

Ⅱはやや易の長文読解問題。

Ⅲはやや難のな和文英訳。

Ⅳは標準的な自由英作文。

 


ブログランキングに参加しています。
記事が参考になりましたら応援クリックお願いします!
↓ ↓ ↓
にほんブログ村 英語ブログ 英語学習情報へ 


カテゴリー: 大阪のプロ英語家庭教師の大学受験英語コラム パーマリンク