2018年度慶應義塾大学文学部英語解答速報・講評

【解答例】
(Ⅰ)
サリンジャーを含め、物語の中での主人公の成長を描く現代文化が生じるのは、主にこのような伝統からである。

(Ⅱ)(C)

(Ⅲ)
性格は幼少期に形成されるという考え方と、本質的に不安定だという考え方。(35字)

(Ⅳ)
この種の冷笑的な見方をしたとき、「自己発見」という考えは、以前よりずっと不自然なものに見え始める。

(Ⅴ)(c)

(Ⅵ)
自身が社会規範に合っていないと自認する社会的少数派の人たちは、少数派を軽んじる社会の中で、自身のアイデンティティを発見して、社会に溶け込んでいくことが難しい。そのため、少数派の主人公が社会に溶け込んでいく成長物語を描くことはできないから。(119字)

(Ⅶ)
成人期は単なる時間の問題である。その場合、大人になるということは、大人になるために十分長く生きたというだけのことだ。

(Ⅷ)
The information on social media is essentially unreliable, so you shouldn’t accept it without question.

【講評】(難易度は平年の慶應文学部対比)
全体として標準的。
(Ⅱ)は、傍線部の前の instead がポイント。deny ではなく、posit ということ。

(Ⅳ)even は比較級を強調する even。この even は TOEIC®TEST では頻出なので、TOEIC®TEST を受けたことがある人はピンときたかも。ただ、慶應を受けるレベルの受験生れあれば、この even の使い方は知っていてほしい。

(Ⅷ)「鵜呑みにする」は、持ち込んだ辞書に swallow が載っていれば、それを使ってもいい。

 


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