2023年度京都大学英語解答速報・講評

【解答例】

(1)
私たちが考え、集中しなければならない「物事」が増えれば増えるほど、それぞれの特定の物事に費やすことができる時間は少なくなる。人々はすぐにインターネットを非難したがるが、ソーシャルメディアは確かに一端を担っているものの、完全にそれだけを非難すべきではない。
(2)
このような情報すべてに対する私たちの関わり全般が少しでも減っているというわけではなく、むしろ、私たちの注意を惹こうと競っている情報の密度が増すにつれて、私たちの注意は薄く広がり、一般の人々の議論はますます断片的で表面的なものになるのだ。
(3)
しかし、時間をかけてあるテーマを少し深く掘り差げ、ある問題についての証拠、賛否を比較評価した後で決定を下すことは、長い目で見た場合よりよい決断をするのに役立ちうる。


(1)
そのような哲学者は、ルイ・アームストロングがジャズを見ていたとされるのと同じ見方で、意識を見ている。それが何かと尋ねる必要があるなら、決してわかることはないだろう。実際、意識について知らないと告白する人に ― こう告白する哲学者もいるが ― 意識を説明する作業は、ジャズの知識がない人にジャズを説明するよりもずっと困難だ。
(2)
意識が何かわからないと主張する人々に教えるために言えることは何もないと考えているまさにその哲学者の中には、すでに意識が何かわかっていると主張する人たちに意識とは何かについて言えることをかなり多く見出している人もいる。
(3)
意識があるということは「あなたであるという何か」が存在することだという主張は、ある「物の見方」、あるいは、「視点」を持っているという点で説明できる。この意味において物の見方を持っていることは、単に意識的経験の中心であるということだ。もちろん、物の見方を持っているという点から意識を説明し、それから、意識があるという点から物の見方を持つとはどういうことかを説明するのは、議論が堂々巡りしている。


There is nothing good when you act based on loss and profit. Even if you do something good for someone in hope of a reward later, they often completely forget about what you have done. On the other hand, there are cases a person you have helped out of kindness continues to appreciate you and helps you in return when you are really in trouble. The proverb “one good turn deserves another” is the very phrase which describes the truth of our world.


(1)
I haven’t lied at all at least for a year. (10語)
(2)
telling my boyfriend that the food he makes is always delicious even if it is actually a disaster (18語)
(3)
say you completed your homework but just forgot to bring it (11語)
(4)
it helps you not to hurt other people’s feelings and create a harmony in the society (16語)

【講評】(難易度は平年の京大対比)
Ⅰは標準的な長文読解問題。
(3) の表現は今年の東大の和文英訳で使えそうな表現であった。

Ⅱは標準的な長文読解問題。

Ⅲは標準的な和文英訳。
日本語では一単語で言えるものが必ずしも英語では一単語で言えないので、内容をよく考えながら書く必要がある。

Ⅳは標準的な自由英作文。

 


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