2021年度大阪大学(前期)英語(外国部学部)解答速報・講評

【解答例】

(A)
ほとんどの人類の文化は、食べ物の準備と消費、とりわけ一緒に食べ物を消費することを、家族、部族、宗教、その他の社会的な絆のために不可欠なものだと考えてきた。さらに踏み込んで、社会的な生物として、一緒に食事をすることにより、私たちは、より社会的に秀で、本当により幸せな人類になったと言う人もいるだろう。
(B)
「青」という音は、おそらく、私たちが青として経験する光の性質や、「青」という見た目の字体とは何の関係もなく、手話の世界では青に相当する音はまったく存在しない。色の区別がより少ない、あるいは、より多い、あるいは、異なる多くの言語においては、「青」に相当するもの自体が存在すらしないだろう。


設問(1)
話し言葉の歴史は私たちの種よりも古く、言語本能により、子供は学校に入学する数年前にはっきりとした会話をすることにかかわるようになる。しかし、書き言葉は、私たちのゲノムに何の痕跡も残していない最近の発明で、子供時代全般、そして、それを過ぎてからも骨を折って習得しなければならないものだ。
設問(2)
会話の場合は相手が存在し、相手がすでに知っていることや知りたいことを意識したり、相手の表情や仕草を見たり、相手が理解できない場合は追加の説明をしたりして、相互のやり取りをすること。
設問(3)
姿の見えない読者を想像して、作者自身を映像化し、登場人物に言葉を持たせ、読者と意思疎通をしているふりをすること。
設問(4)
古典的な韻文の作者は真実を求めて議論しなければならないわけでもない。ただ、真実を提示する必要があるだけだ。というのは、読者は有能で、妨害されない見方を読者が与えられている限り、読者は真実を目にすれば、真実を認識できるからだ。作家と読者は平等で、読者の目線を案内する過程は、会話の形態をとっている。
設問(5)
作者と読者が明確な役割を持ち、作者の目的が読者のニーズの満足であること。
設問(6)
古典的なスタイルは、すべてが完全な視点で描かれ、読者が何を目にしても助けを必要としないような明白なスタイルともわずかに違う。古典的なスタイルでは、見せる価値があるものとそれを見るための完璧な見晴らしの良い場所を見つけるために、作者は懸命に努力する。それを識別するために、読者は懸命に努力しなければならないかもしれないが、読者の努力は後で報いられる。


I was not good at math at all and I lost my motivation to study math. One day, I found a person who had the same problem on the Internet. We became friends immediately. We made a rule to encourage the other to study math and share difficulties we face. Thanks to him, I have continued to have motivation to study math. If you lose motivation, you should turn to other people for help.(74語)


(1)
As the history of our brain evolution shows, humans have thrived by developing intelligence to think rationally, and moderately suppressing the rationality has enabled us to act cooperatively as a member of groups.
(2)
How are those who develop only rationality treated? They are excluded from the human society as odd people.
(3)
However, if you suppose the whole rationality humans have created is AI, it complements humans’ irrationality and therefore AI and humans are highly likely to establish a strong partnership.


設問(1)
征服できないもの
設問(2)
切るための道具、医療支援
設問(3)
超高圧高温状態
設問(4)
ダイヤモンドを探し求める人が押し寄せ、大規模な採掘が行われた結果、ダイヤモンドの価値は大きく下落した。
設問(5)
1215年、権力のある教皇の一人が婚約と結婚の間に期間をおくことを宣言したが、この期間の間に婚約状態にあることを示す目的で指輪が使われた。

【講評】(難易度は平年の阪大対比)
Ⅰ は標準的な英文和訳問題。

Ⅱ は標準的な長文読解問題。

Ⅲ は標準的な自由英作文。

Ⅳ は標準的な和文英訳。

 


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大阪英語特訓道場代表:亀田浩史 の紹介

地方無名校から東京大学へ進学。 学生時代に海外経験なしでTOEIC®TEST980点 を取得。TOEIC990点獲得回数は60回超。毎回TOEIC を受験し、最新傾向を随時オリジナル教材・レッスンに反映。 主要大学の解答速報、英検解答速報も作成。英検1級。訳書6冊。
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