[※このシリーズは、英文法を一通り勉強した方で、読解に苦戦している方向けのシリーズです。]
ルール1で、「主語と動詞を確実に把握する」という話をしました。
しかし、文によっては動詞が複数ある文があります。この場合、その文には、接続詞、もしくは関係詞が含まれています(接続詞、関係詞が省略されている場合もあります)。
今回は、接続詞の方の話をします。
次の文を見て下さい。
I went to ABC supermarket and bought a candy there yesterday.
この文では、and という接続詞があり、その前方に went という動詞があり、後方に bought というもう1つの動詞があります。
and は等位接続詞と呼ばれ、前後に同じ働きをするものが来ます。このような接続は、他に but, or , for so があります。
※「名詞 and 名詞」というような場合もあるので、等位接続詞があったからといって必ず動詞が複数あるわけではありません。しかし、動詞が複数あるときは、接続詞の存在が疑われます。
等位接続詞以外の接続詞は、従属接続詞と呼ばれます。
従属接続詞は、後ろに文の形(節)が来ます。つまり、動詞が含まれることになります。
次の文を見て下さい。
When I went to the library, Mary was reading a book.
この文では、When が接続詞です。そして、went と was reading という動詞があります。「be 動詞+ ~ing」はセットで進行形の動詞と見て差し支えありません。(英文法学の世界では、be が助動詞で、~ing が動詞ということになりますが、英文法学者になるのでなければ、「be 動詞+ ~ing」はセットで進行形の動詞で大丈夫です。)
今回の内容は、英作文でも大事です。
動詞の数がおかしい答案をよく見かけます。
1つの文の中で、動詞が複数になるときは、接続詞(もしくは関係詞)が必要です。
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