[A]
(Ⅰ) (B)
(Ⅱ) (2)
(Ⅲ) そして、音楽は、このように日常生活の中に持ち込まれているので、新車、衣服、香水の選択と並んで、個人的な生活様式を定義する要素となる。
(Ⅳ) 録音とデジタル音声変換の技術により、創造力を使う余地は、いわゆる芸術家と同程度に音響技術者とプロデューサーの手に委ねられることになる。
(Ⅴ) 20世紀初めまでは西洋文化が絶対の基準であったが、今日では、技術の進歩により世界の文化に容易に触れることができるようになり、世界に多様な文化が存在し個々の文化がそれぞれの価値体系を持っていることが認められるようになったこと。(111字)
[B]
(Ⅰ)
(a) (1) (b) (3)
(Ⅱ) too important a topic to confine within the boundaries
(Ⅲ) 私達は休暇を異なる物、つまり、日常の雑事から逃れるものとして組み立てるので、休暇によって日常生活と緊張がより際立つことになる。
(Ⅳ) 新たな自分や自身と外界との関係を探り、空想という文化的技術を使うための実験的空間。(41字)
[C]
What started as just an experiment soon developed into a major theory, based on which new inventions were made.
【講評】
[A] 本文は大学入試としては難しい。とは言え、設問は(Ⅴ)を除いてはそれほど難しくはないので、(Ⅴ)以外を確実に取りたい。(Ⅴ)については、不可算名詞である”music”が”musics”として使われている意図を読み取り、”musics”が多文化を意味していることに気付きたい。
[B] [A]に比べて平易。部分点がない選択式の問題は落とさないようにしたい。(Ⅲ)については、”get away from it all” が熟語だと気付くかどうかがポイント。平易な単語からなる熟語なので気付きにくいが、itが指示語だと考えてると、うまく話が繋がらない。下線部訳については、熟語が隠れていないか、辞書で確認する時間を確保したい。持ち込む辞書は、”get away from it all” 程度の熟語が載っているものを選ぶこと。
[C] 慶應文学部の英作文は、長文読解の本文にあった表現を使って書く「英借文」である。この年は、[B]の第2パラグラフ第3文を利用して書けばよい。「英借文」の問題であることから、まったく手が出ない受験生はいないと思われる。よって、ちょっとしたミスが命取りとなるので注意しよう。
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