[英文読解のルール 1 ] 主語と動詞を確実に把握する

[※このシリーズは、英文法を一通り勉強した方で、読解に苦戦している方向けのシリーズです。]

英語の文を読むとき、文法的なことを意識しないで読めることが理想です。

しかし、そうは言っても、長い文は全貌を把握するのが難しいです。往々にして、そのような文が下線部訳などで問われます。

その文を見て、よくわからないとき、最初にやることは、「主語と動詞を確実に把握」することです。

主語は名詞の働きをするものです。

よって、動詞の前にある名詞が主語である可能性が高いです。(倒置といって、主語と動詞の順番が変わることもありますが、それは後日)。

それから、注意しなければいけないのは、前置詞の後ろにある名詞は主語にはなれないということです。前置詞の後ろにある名詞は、前置詞の目的語というはたらきをしているだけです。前置詞は、「名詞の前に置く詞」です。

次の文を考えてみましょう。

During my vacation, Mike visited Nagoya.

visited が動詞っぽいですね。それより前に書かれている名詞は、vacation と Mike です。しかし、vacation は前置詞 during の目的語です。よって、主語は Mike です。

この程度の文であれば、多くの方がすぐわかると思うのですが、長い文になっても基本は同じです。主語と動詞を的確に把握にしましょう。

ちなみに、不定詞・動名詞・分詞は動詞に別のはたらきを与えたものですので、動詞としてははたらきません。この話はまた後日。


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大阪英語特訓道場代表:亀田浩史 の紹介

地方無名校から東京大学へ進学。 学生時代に海外経験なしでTOEIC®TEST980点 を取得。TOEIC990点獲得回数は60回超。毎回TOEIC を受験し、最新傾向を随時オリジナル教材・レッスンに反映。 主要大学の解答速報、英検解答速報も作成。英検1級。訳書6冊。
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