[英文読解のルール 3] 動詞が複数ある文 (2) ~関係詞の存在~

[※このシリーズは、英文法を一通り勉強した方で、読解に苦戦している方向けのシリーズです。]

ルール2で、1つの文に動詞が複数ある場合に接続詞が使われている可能性をお話ししました。

1つの文に動詞が複数ある場合、接続詞の他に関係詞が使われている場合があります。

次の文を見て下さい。

I will buy the bag which she recommended.

この文には、buy という動詞と recommended という2つの動詞があります。

関係詞が書いてある場合はわかりやすいですが、

I will buy the bad she recommended.

のように関係詞が省略されてもついていけるようにしておきましょう。

あとは、関係詞連鎖が要注意です。

The woman I thought was a nurse was a doctor.(※)

この文には、thought と was が2つで動詞が3つあります。しかし、接続詞や関係詞は見当たりませんね。
この文では、関係詞と接続詞の省略が起きています。
関係詞を使わずに、2つの文で書いてみましょう。

The woman was a doctor.

I thought (that) the woman was a nurse.

まず、thought の後ろに接続詞の that があり、(※)の文ではこの that が省略されています。
さらに、the woman が共通なので、関係代名詞を使って1つの文にすることができます。

関係代名詞を使って書くと、

The woman who I thought was a nurse was a doctor.

先行詞の woman は thought の目的語ではなく、was の主語なので主格です。
主格の関係代名詞は通常省略不可ですが、関係詞連鎖の場合は省略可です。

前回と今回で、1つの文に動詞が複数ある場合をとりあげました。動詞が複数ある時は、接続詞か関係詞があるはずです。接続詞も関係詞もない(ように見える)ときは省略が起きています。どこに省略があるかよく考えましょう。


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