2014年度慶應義塾大学文学部英語解答例・講評

【解答例】
(Ⅰ)
というのは、「実用性のために友人になっている人たちは、その利点が終われば別れることになる」からだ。

(Ⅱ) (E)

(Ⅲ) (2)

(Ⅳ) 友人関係を終わらせたいとき。(14字)

(Ⅴ)
私は元来人懐っこい人だと言うことによって、この点については、可能な限り平静を装うことができるだろう。

(Ⅵ)
実際、古くからの友人が忘れられることはよくあることであり、古くからの友人が忘れられることがそれほど悪いことではないことがわかる。

(Ⅶ)
The possibility of enjoying countless future conversations is what determines our choice of close friends.

(Ⅷ)
筆者は、いい人を装って友人を増やしてきたが、友人に対する義務が負担に感じられ、友人を増やすのをためらったり、友人関係をやめようと思ったりするようになった。しかし、友情は、時に負担に思えるような義務の上に成り立っており、そのことを理解することが必要だ。(125字)

(Ⅸ)
What in the world is the point of making many friends if we don’t feel delighted when we meet them?

【講評】(難易度は平年の慶應文学部対比)
(Ⅰ) 標準的な英文和訳。part が動詞として使われていることに気付くかがポイント。

(Ⅱ) 辞書なしであれば「難」だが、辞書をひけばわかると思われる。標準。

(Ⅲ) 標準的な空所補充。

(Ⅳ) やや難の下線部説明。第15, 16段落の正確な理解が必要。

(Ⅴ) 英文和訳。辞書なしであれば「難」だが、”put a good face” を辞書でひいて確認すれば解ける。”The best face could be put” を逐語訳しても意味不明なので、熟語ではないかと勘繰ることができるかがポイント。慶應文学部の下線部訳では、簡単な単語を使った意外な熟語が含まれることが多いので、少しでも意味がしっくりこないと思ったら、辞書をひくようにしよう。

(Ⅵ) やや難の英文和訳。最初の it は直前の単数名詞 old acquaintance で is の後に forgotten が省略されていると考える。2番目の it は old acquaintance を指していると考えると意味が通らないので、it frequently is 全体を指しているを考える。

(Ⅵ) 段落の内容に合うように、単語の一部の文字を埋める新傾向の問題。隠された文字が少ないこともあり、容易に推測が可能。やや易。

(Ⅶ) やや難の内容説明。本文の全体的な理解が問われる。

(Ⅷ) 標準的な英作文。第4段落最終文の表現を使えばいい。慶應文学部では、英作文に使う表現が長文の中にあるので、それを見付けて利用することが得策。

(Ⅶ)のような分量の多い内容説明問題は、独学では勉強が難しい。いい先生を見付けて、添削をお願いしよう。

 


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